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高卒フリーターの就職事情は?高卒フリーターの就活におけるポイント・注意点を解説!

高卒フリーターだけど正社員になりたいという方に、高卒フリーターの就職事情や就活の際の注意点、成功させるためのポイントについて解説します。
大卒にくらべれば、高卒フリーターは正社員になりにくいのが実情です。しかし、自分の適性を見極め、希望する業界や企業をよくリサーチすれば、フリーターから正社員になる事は難しいことではありません。
前向きな気持ちと意欲があることが、就職活動の際のポイントです。
また、高卒フリーターにお勧めの業界についてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

 

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高卒フリーターの就職事情

高卒でフリーターになると就職が難しいのでは、と考えられがちですが、実際のところはどうなのか、就職に関する詳しいデータを紹介します。
結論としては、やはり大卒・大学院卒に比べると正社員になれる確率は下がります。また、正社員とフリーターでは、年を取るほど得られる賃金に大きな差が出てきます。

そもそもフリーターとは?

フリーターの定義については、厚生労働省が統計上、以下のように定義をしています。

  1. 15~34歳で、男性は卒業者、女性は卒業者で未婚であること
  2. 働いている形態が「パート」又は「アルバイト」完全失業者のうち探している仕事の形態が「パート・アルバイト」
  3. 家事や通学をしていない者で希望する仕事の形態が「パート・アルバイト」

(参考:厚生労働省「平成24年 雇用政策研究会 第1回資料|フリーター・ニートの推移」)

この定義によると、結婚してパートやアルバイトとして働いている女性はフリーターには含まれないことになります。
日本では、社会の慣例上、結婚や出産により一度退職してパートやアルバイトになる女性が多いためでしょう。
ただし、フリーターの定義は法律で画一的に決められているわけではなく、文脈や時代によっても変化する可能性があります。

高卒のフリーター経験割合は?

独立行政法人労働政策研究・研修機構のデータによれば、高卒の男性がアルバイト・パートになる確率は33.1%、女性は38.1%です。
とりあえずパート・アルバイトとして就職して、そのままの労働条件で長期にわたって働き、フリーターになるという高卒の方も少なくないでしょう。

学歴別の離学直後の状況【男女別】

高卒 専門・短大・高専卒 大卒・大学院卒
正社員・公務員 53.4% 67.0% 80.9%
46.3% 62.4% 81.6%
アルバイト・ パート 33.1% 17.3% 7.5%
38.1% 19.7% 7.7%
契約・派遣等 3.4% 5.0% 3.8%
6.1% 7.9% 5.3%
自営・家業 4.2% 2.2% 1.0%
2.0% 2.1% 1.4%
失業 4.2% 6.7% 6.7%
5.4% 7.3% 3.7%
無職・その他 1.7% 1.7% 0.1%
2.0% 0.6% 0.3%

(参考:労働政策研究・研修機構「大都市の若者の就業行動と意識の変容」)
※青字が男性・赤字が女性の割合です。

このように、高卒の男性が正社員になる確率は53.4%、女性は46.3%であるのに対し、大学・大学院卒は男性80.9%、女性81.6%と、正社員になる割合には大きな差があります。

高卒フリーターと正社員の収入の違い

厚生労働省の資料によれば、男性正社員の全年齢平均賃金は35万円、女性28万円であるのに対し、正社員以外の雇用形態の男性は24万円、女性は20万円と、大きな差があります。

年齢階級 男性 女性
正社員 正社員以外 正社員 正社員以外
全年齢平均 35万円 24万円 27万円 20万円
~19歳 19万円 17万円 18万円 17万円
20~24 22万円 19万円 22万円 18万円
25~29 26万円 21万円 24万円 20万円
30~34 30万円 22万円 26万円 20万円
35~39 33万円 23万円 27万円 20万円
40~44 36万円 23万円 29万円 20万円
45~49 39万円 24万円 29万円 20万円
50~54 42万円 25万円 31万円 20万円
55~59 43万円 24万円 31万円 19万円
60~64 35万円 27万円 27万円 20万円
65~69 31万円 24万円 27万円 19万円
70~ 29万円 22万円 25万円 18万円

(参考:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」)
※千円単位は四捨五入

高卒が就職する年齢である10代のころは、正社員と正社員以外の収入の差は大きくありませんが、年齢が上がっていくにつれて正社員とフリーターの収入格差は広がっていき、50代男性になると17万円~19万円もの差がついています。

女性は、結婚や出産を機に一度退職したり、非正規雇用になったりするケースが多いため、男性ほどは格差がありませんが、50代女性では11~12万円ほどの収入差がついています。

このように、正社員の特に男性は年齢層と賃金が比例していますが、フリーターは年代が上がってもほとんど収入が伸びていません。

企業は高卒フリーターに対してどう思っている?

実は、企業側は高卒フリーターを重要な戦力だと思っています。
なぜなら、世の中は少子高齢化で人手不足なので、積極的に働きたいという意思がある若者は、高卒・大卒問わずにどんどん採用したいと思っているからです。
体力が必要な仕事や、ITに強いといった特性がある場合は特に歓迎されるでしょう。

しかし、企業側は「フリーターであるということは、採用してもすぐにまた辞めてしまうのでは」とも思いがちです。
フリーターは「努力を続けられないのではないか」「目標に向かって努力することができないのではないか」との印象を持たれやすいのです。
そのため、選考においては正社員を目指している理由や今後のキャリアビジョンに関して、なるべく具体的にはっきりと伝えられるようにすることが重要です。

高卒フリーターの就活を成功させるポイント

高卒フリーターの就活を成功させるポイント

高卒フリーターとして就職活動するのであれば、押さえておきたいポイントを紹介します。現在は人手不足なので、高卒フリーターであっても、職種や希望によっては正社員になれる可能性も高く、がんばれば報われるでしょう。前向きな気持ちで就職活動を行いましょう。

若さを強みにする

フリーターをしていても、まだ高校を卒業して時間がたっていない10代~20代の頃であれば、正社員にジャンプアップできる可能性は高いです。
若ければ若いほど有利なので、思い立ったら積極的にチャレンジしましょう。
20代までの若者はポテンシャル採用も多いのが特徴です。ポテンシャル採用とは、経験や技能ではなく、人柄や素質など、その人が持っている潜在的な能力に期待して採用することです。
即戦力としてではなく、数年後の活躍を見込んで採用するので、主に新卒や第二新卒がターゲットですが、20代までならポテンシャル採用の対象となる事があります。
なるべくフレッシュな印象を持たれるようにしましょう。

「高卒」「フリーター」になった理由を説明できるようにする

面接時に、高卒でフリーターになった理由を聞かれますが、その際、なるべくポジティブに答えられるようにして、高卒フリーターに対して企業が持つネガティブなイメージを払しょくすることが大切です。
高卒でフリーターになった理由は様々ですが、必ずしも明るい理由ではないことも多いでしょう。
しかし、面接でネガティブな発言をしてしまうと、暗い印象を与えてしまいます。
かといって、嘘をつくのも良くありません。面接担当者は沢山の人間に接しているので、嘘をついているのが分かる場合も多いのです。

高卒に関しては「経済的な理由から大学に行けなかった」「具体的な目標を達成するために大学に行く暇がなかった」など、嘘をつかない範囲でなるべくポジティブな理由をえましょう。
フリーターに関しては「なんとなくフリーターになってしまったが、とても後悔している」「今は〇〇の資格を取ろうと勉強している」など、前向きなところや、成長したところをみせると良いでしょう。

正社員登用制度を利用するのもアリ

パート・アルバイトや契約社員として就職しても、正社員登用制度がある企業ならば、成果次第で正社員になれる可能性があります。採用のハードルが低いため、フリーターとして働いていても無理なく正社員を狙える方法です。

正社員登用制度とは、製造業や飲食業などに多い採用方法で、パート・アルバイトや契約社員として現場で働き、適性や勤務態度などを見極めて正社員に登用します。昨今は人手不足により、正社員登用される可能性は非常に高くなっています。

また、1つの企業だけで就職しようと考えるのではなく、パート・アルバイトとしてスキル・知識を身につけて転職でステップアップしていく方法もあります。

自身の強みが生かせる業種を選ぶ

非正規のフリーターを続けていると、仕事に自信がもてなくなるケースがありますが、自己分析をして自分の適性や強みを理解しつつ、あわせて業界分析をすることで、仕事の選択肢を増やすとともに、自信をもって就職活動に挑むことができます。

例えば、一口に営業職と言っても、積極的に新しい企業を訪ねて開拓していく新規営業がメインの場合もあれば、既存顧客とじっくりと付き合うことをメインとする営業もあります。性格的に「じっくり長く特定の人と付き合うのが得意」で、「自分は飛び込み営業はできないから」と営業職を避けてしまっている場合、業界をよく調べて、特定の人と長く付き合う営業職であれば合う可能性があります。
ただし、あまりに条件を絞りすぎると選択肢が少なくなるため注意が必要です。

高卒フリーターの就活における注意点

高卒フリーターの就職活動において、注意点や避けたほうが良いことをご紹介します。
高卒フリーターでは焦ってしまうこともあるかもしれないが、今は就職の選択肢は豊富にあります。焦らず長く働ける仕事場を探すことをお勧めします。

離職率が高い業界・企業は避ける

離職率が高い業界や企業は常に人手不足のため、正社員就職しやすい企業が多いのですが、離職率が高いと自分自身もすぐに転職を迫られる可能性があります。
早期に退職して転職を繰り返すと採用担当者からの印象が悪く、就職が難しくなってきます。
また、ブラック企業に転職して、その現場で嫌な思いをしてしまうと、最悪の場合体調をくずしてしまったり、働くことにネガティブなイメージがついてしまったりするというデメリットもあります。
フリーター経験者だからこそ、失敗せず長く働けるよう、離職率がなるべく低い企業を選ぶことが重要です。

本当に未経験者を受け入れる求人か確認する

企業の中には「未経験歓迎」といっておきながらも「歓迎する条件」として、一定の経験や技能、スキルを同時に公表している場合があります。
そうした企業は、本音としては経験者を採用したがっているので、同じ時期に経験者が応募してきた場合は、経験者を優先する可能性が高いでしょう。
平等にチャンスをもらえなくては、高卒フリーターから就職を成功させることが難しくなるため、条件が付いている場合は避けたほうが良いでしょう。

本当に正社員としての採用か確認する

一般的には、求人情報の上では正社員のことを「期間の定めのない雇用」と記載するのが通常です。
これは「契約期間に終わりを定めず、企業・労働者共に問題なければそのまま働き続けられる」という契約方法です。
しかしながら、正社員と非正規雇用については、法律に定められているわけではないので、期間の定めがなくともパートやアルバイトというケースも存在します。
「無期社員制度」などと、あいまいな表現で募集をかけている場合、正社員ではない可能性があるため注意が必要です。

できるだけ早期に就活を始める

正社員雇用を目指して就職活動をするうえでは、履歴書上ではフリーターは無職と同様の扱いを受けてしまいます。
そして、無職期間が長いほど、採用担当者の印象が悪くなります。
また、年齢が上がるほど即戦力を求められるようになるため、高卒未経験での就職が難しくなっていきます。
アルバイトやパートで経験を積み、正社員登用制度を利用するなどして正社員になる方法はありますが、若ければ若いほどチャンスが多く、また新しい職場にもなじみやすくなりますので、思い立ったらできるだけ早く就活を始めることをお勧めします。

高卒フリーターの就職におすすめの業界・業種4選

高卒フリーターの就職におすすめの業界・業種4選

高卒フリーターでも正社員になりやすい仕事について、それぞれの業界の特徴や高卒フリーターにとっての魅力、注意点などを解説します。基本的には、人手不足で今後も高い需要が見込まれる業種や、体力のある者が歓迎される業種、IT系など勢いのある業種がおすすめです。

接客サービス系

サービス業種は、基本的に高いコミュニケーション能力が求められる半面、学歴や職歴が不問でポテンシャル採用の求人が多いことも特徴です。
人と接することが好きで細かい気配りができる人なら適性があり、フリーターだった時の接客経験も活きるでしょう。
また、店舗の商品やサービスについての知識が求められるので、例えばアパレルやアクセサリーなど、自分の興味のある店舗に就職することで、楽しくかつ長く仕事ができるでしょう。
人と接する仕事は、どうしてもロボットやITでは代わりがきかない部分があるので、今後も需要が先細りにならない点も魅力です。

介護・福祉系

介護・福祉系の仕事は、少子高齢化で高齢者人口が増える中、体力のある若者が減っているので、慢性的な人手不足で需要は今後も高まっていくと考えられる業界です。
介護の仕事は、無資格から施設で働くことができ、働きながら国家資格である介護福祉士を取得することもできます。
資格が得られれば、就職の条件や就労時間などにも融通が利くようになり、仕事をしながら趣味や家族と過ごす時間を大切にする生活スタイルも可能です。
体力勝負の面もありますが、全国どこでも就職先があり、スキル・経験があれば転退職もしやすい業種です。

IT系

IT系は需要が高いにもかかわらず人手が足りていない業界の一つで、エンジニアとして、スマホアプリや企業向けのシステムの作成、作ったアプリやシステムの保守・アップテート・運用などを行います。
学歴不問・未経験OKの求人も多く、興味と適性があれば高卒や文系であっても採用してくれます。
年齢や経験ではなく、実力・成果で判断してくれる会社が多い上、今後はコロナ禍や人手不足を補うためにますます需要が高まっていくと想定されます。
また、業界として成長期にあり勢いがあるので、社長や社員の思考に柔軟性があり、リモートワークや時差出勤などもしやすい仕事です。

建設系

昔から即戦力採用の実力主義の会社が多いことで有名な業界です。
深刻な人手不足の会社が多いため、適性があれば高卒フリーターも正社員になることは難しくないでしょう。
建設系というと大工や現場作業員を想像しがちですが、現場管理の仕事や、設計コンサルタント、建物の安全性をテストする検査の仕事など、現場で働く以外にも様々な仕事があります。
企業によっては、働きながら資格を取ることを推奨しているケースもあります。
日本では、高度経済成長期に作った建造物が取り壊しやメンテナンスの必要に迫られており、建設系の仕事の需要は今後も高まると予想されます。

まとめ:高卒フリーターでも職業の選択肢は多い!悪いイメージを払しょくすることがポイント!

昨今では高卒フリーターでも正社員を目指すのは難しくありません。また、ネットでの情報収集もしやすい世の中ですから、リサーチで長く働ける企業を見極めて、明るくポジティブな気持ちで面接に臨むことで、良い就職先が見つかることでしょう。
高卒フリーターが正社員になるにはパート・アルバイトからのステップアップもおすすめします。パート・アルバイトからの社員登用制度のある求人を探すなら楽楽転職の利用をおすすめします。

 

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