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観光バス運転手の平均年収はどれくらい?給料の上げ方やボーナスについてご紹介

観光バス運転手について以下のような疑問はありませんか。

「観光バス運転手の給料ってどのくらいなの?」
「観光バス会社で働きたいのだけれど運転手ってどのような仕事をするの?」
「いま観光バス運転手として働いているけれど、自分の収入は高い?低い?」

本記事ではこのような疑問を解決するとともに、観光バス運転手の給料や仕事内容について解説します。現在観光バス運転手として働いている方やこれから観光バス運転手を目指す方はぜひご覧ください。

観光バス運転手の仕事内容とは?

観光バス運転手の仕事は、修学旅行客やツアー団体客などをバス車両に乗せ、観光コースを巡ることです。貸切観光バスや定期観光バスなどで詳細の働き方は異なります。

メインの仕事は運転ですが、以下のような観光バスならではの仕事もあります。
・観光時間と巡回コースを確認しシミュレーションを行う
・観光地付近ではスピード落とし運行する
・お客様の荷物積み下ろしを行う

貸切観光バスの場合は、運行日の約3日前に運行コースが決まることも多いです。そのため、コースが決まり次第、時間も考慮して運行スケジュールを立てます。また、観光を目的にバスを運行するため、観光地付近ではスピードを落として、お客様が楽しめるように運行しなければなりません。

また、観光バス運転手として働くメリットは以下のとおりです。
・ノルマがない
・観光地を回れるため飽きにくい
・お客様の笑顔を直接見られる

貸切観光バスは巡回コースが運行のたびに異なるため、毎回新たな観光地を回れます。また、お客様を観光地に直接運ぶため、喜んでいる姿を間近で見られることが仕事のやる気になるという方も多いです。なお、観光バスを運転するためには、路線バスや夜行バスと同じように大型自動車第二種免許が必要です。

観光バス運転手の仕事の給料(年収)

 

観光バス 運転手 年収

 

2021年度に厚生労働省が公表した賃金構造基本統計調査によると、バス運転手の平均給料(年収)は約403.9万円です。平均月給が約33.7万円であり、そのうちの賞与額(ボーナス)は約62万円です。月に22日間働くとすると、日給は約1万5,300円と計算できます。同じ調査によると、一般的なサラリーマンの給料は488万円とされているため、比較するとバス運転手の給料の方が低いです。多くの業種と同じように勤続年数を上げることや規模の大きい会社へ転職を行うことで収入はあげられますが、年収1000万円を得ることは難しいです。ある求人サイトに寄せられた観光バス運転手のリアルな給与明細も紹介します。

 

男性 30歳
額面年収 3,625,000円
基本給 187,500円/月
手取り額 208,091円/月
残業手当 25,000円/月
ボーナス 462,100円/年
そのほか手当 50,000円/月
社会保険 366,829円/月

この方は、基本給は低いものの、独身寮として格安の住居に住めることや各種手当が充実しているため満足しているようです。

 

観光バス運転手の給料の特徴

観光バス運転手の給料は勤務形態や勤務会社によって大きく特徴が異なります。

 

公営と民間の違い

1つ目、「公営と民間の違い」について。バス業界の一般知識で考えると、公営と民間のバス会社を比べたとき、公営バスの給与水準が高いと言われています。しかし、観光バスの多くは民間会社による運営であるため、その違いを考える必要はあまりありません。なお、もし公営バスで働く場合は公務員という扱いになります。

 

繁忙期や閑散期の違い

2つ目、「繁忙期や閑散期の違い」について。従来、観光バスの繁忙期と閑散期は差が大きく、閑散期には待機時間が増えるばかりで給料がもらえないケースもありました。しかし、近年は年間を通じて観光バスの需要があるため、繁忙期・閑散期による給料の増減は少ないです。なお、バス運転手の人手不足を解消するために、繁忙期でもきちんと休みを取らせてもらえる会社も増えているようです。

 

 

雇用形態の違い

3つ目、「雇用形態の違い」について。観光バス運転手の雇用形態は、正社員での雇用が多いですが、契約社員の雇用もあります。基本給、賞与、各種手当などにおいて正社員の方が優遇されることが多いです。

 

観光バス運転手の給料の上げ方

 

観光バス 運転手 給料 年収

 

ここからは、観光バス運転手が給料を上げる方法を解説します。
給料を上げる主な方法は以下の2つです。
・勤続年数を上げる
・転職する

 

勤続年数を上げる

1つ目は勤続年数を上げることです。観光バス運転手の業界では、成果主義より年功序列の会社が多いです。そのため、勤続年数を上げることで給料も上げられます。同じ会社に勤め続けなくとも、バス運転手としての経歴が長いことで給料の増加にもつながります。

転職する

2つ目は転職することです。勤務先の企業によっては、勤続年数を上げてもスキルアップをしても給料は上がらないケースがあります。そのような場合は、基本給が高い企業や給料の上がりやすい企業への転職がおすすめです。現在契約社員として働かれている方は、正社員として転職するだけで待遇が良くなることも多いです。また、観光バス運転手は年収1,000万円以上も目指せるとはいえ、給料に限度がある企業も多くあります。より給料を増やしたい場合は、大型二種免許を活かし、大型トラックや長距離運送の業界に転職することも一つの手です。大型トラックを使用した仕事は大変なこともありますが、やりがいがあり、バス運転手より平均給料が高いです。大型トラック運転手の年収に関する記事も併せてご覧ください。

まとめ

今回は、観光バス運転手の給料事情について解説しました。バス運転手全般の平均月収は33.7万円(403.9万円/年)です。一般的なサラリーマンよりもやや平均年収は低いですが、福利厚生が充実している会社もあり、勤務先によっては高い給料も望めます。観光バス運転手を目指す場合は、まずは大型二種免許を取得した上で、自分にはどのような働き方が合うかを調べてみてください。