年々増加中!? 女性がタクシードライバーに適している理由とは
タクシードライバーは男性の仕事だというイメージを持つ方、多いのではないでしょうか。
実際にタクシードライバーの男女割合を調査したところ2013年の時点で女性はわずか2.06%(6,699人)しかいませんでした。
それが2018年3月には2.8%(9,179人)へ。
緩やかではあるものの増加傾向が確認されていますし、東京都に関してはこの25年で女性タクシードライバーの数は約1000人急増しています。
業界全体で見るとまだまだ女性ドライバーは少ないですが、所属するドライバーが全員女性だというタクシー会社もあり、タクシーを利用したお客様からも「もっと女性ドライバーに増えてほしい」というような声が上がっているそうです。
引用:女性乗務員の推移(一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会)より
タクシーは利用者のニーズに応じてDoor to Doorの輸送サービスを24時間提供する重要な公共交通機関であるものの、高齢化社会による労働人口の減少や、男性に依存した就業構造が課題となっています。
一方、タクシードライバーは、柔軟な労働時間の設定が可能で子育てとの両立も実現でき、女性の活躍が大いに見込まれる職業です。
また、タクシーは地域に密着したサービスであり、タクシー会社への新規就労・定着は、地域での雇用の増加、経済の活性化に繋がるものです。
このため、タクシー事業における労働力不足の解消に向けた女性の新規就労・定着を図るべく、女性ドライバーの採用に向けた取組や、子育て中の女性が働き続けることのできる環境整備を行っているタクシー会社を、国が支援・するために国土交通省が「女性ドライバー応援企業」の認定制度を創設しました。
※平成27 年2月閣議決定において女性ドライバーの数を倍増する計画が発表されています。
(2013年 約6,700人 → 2021年 約14,000人)
そんな中、女性がタクシードライバーに適している理由、歓迎される理由をご紹介します。
転職を考えている社会人女性や、これから就職活動を始めようとしている女子学生の方、ぜひご参考になさってください。
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女性タクシードライバーは○○だから安心できる
お客様はなぜ女性タクシードライバーを好ましく思われるのか、実際に頂いたと言うご意見を通して考えてみましょう。
「女性ドライバーで驚いたけど運転が丁寧で安心感があった」
「子どもの送り迎えを頼むのにも女性の方が安心できる。」
「子供も女性ドライバーの方がリラックスできるようだ」
「女性だからほっとするし、しゃべりやすい」
「産婦人科に行く時に利用したが、女性ドライバーだったので助かった」
「手荷物を持って乗り降りを助けてくれた」
「車椅子を丁寧に扱ってくれてうれしかった」
「夜中だったけど女性ドライバーだから安心してリラックスできた」
タクシーに乗り込んだお客様は、まずドライバーが女性であることに驚くようです。
それからこのような声をかけてくださり、そのまま「また来てほしい」とリピーターになってくれるお客様も少なくないので、女性にとって働きやすい状況と言えるでしょう。
「やっぱり女性だと安心する」とお客様がおっしゃるのは、女性の物腰などが与える無条件の安心感が大きなアドバンテージになっているためなのかもしれませんね。
タクシー運転手の数は年々減っているが女性のタクシードライバーは増加傾向にある
日本全体で労働人口が減っていることから
タクシー業界でも年々運転手の数が減っている傾向にあります。
ただ、女性の運転手の数は増加傾向にあります。
全体の数で言えば平成16年をピークに減少傾向にありましたが
平成27年には増加しています。
その理由にタクシー会社が積極的に女性の採用や環境を整えているからです。
ただ、今でもタクシー業界は圧倒的に男性が多い業界ですが
これからはドンドン女性タクシードライバーが増えてくると思っています。
その理由は以下
- タクシー業界が女性ドライバーの採用を積極的に行っていること
- 子育てとの両立やプライベートの時間を確保しやすい
- 仕事の引き継ぎなどチームワークを必要としない
詳しく見ていきます。
女性のタクシー運転手が増えている理由
タクシー業界が女性ドライバーの採用を積極的に行っていること
タクシー会社には仮眠室、大浴場、更衣室などが用意されています。
そして一昔前までは女性専用のお風呂や更衣室が完備されていませんでしたが
今では女性専用の更衣室やお風呂が増設されて女性が働きやすい環境や設備が
会社内に作られています。
下の写真は大和自動車の女性更衣室です。
出典:大和自動車
とても綺麗で清潔感がありますね。
このような設備を、お金をかけて作っている理由は単純に女性乗務員を増やしたいからです。
タクシー業界全体でこのように女性が働きやすい環境を構築することを頑張った結果
女性乗務員の数も増加傾向にあります。
子育てとの両立やプライベートの時間を確保しやすい
タクシー業界の働き方が主婦や子育て世代の人が働きたい働き方とマッチしている
ことが女性乗務員の数が増加している理由の一つです。
タクシー会社によって対応の違いはありますが、シフトの自由度がかなり高いのが特徴です。
例えば、私の会社では出勤は
6:30
7:00
7:20
7:40
8:00
8:20
8:40
9:00
ここまでの時間が早番
10:00
10:30
11:00
11:30
12:00
12:30
13:00
13:30
ここまでの時間が遅番
簡単に言ってしまえばタクシー運転手はこの朝の6:00時から13:30の間に出勤すればいいのです。
なので、子供を朝保育園に送ってから出勤することもできます。
また、用事があって早く上がらないといけない場合は事前に会社に伝えておけば
ほとんどの場合は早退が認められるでしょう。
そして、人目を気にせず早退できます。
その理由は次の仕事の引き継ぎなどがないからです。
仕事の引き継ぎなどチームワークを必要としない
基本的にタクシー会社に勤めていてもタクシー業界の働き方は個人事業主と同じです。
会社はあなたにメーター機器や車をレンタルしているだけとイメージしてもらえれば大丈夫です。
そして、基本的に車で運転してお客様をあるポイントからあるポイントに運ぶことが仕事なので
もし早退することになっても引き継ぎ作業や早退する時の人の目を気にせずに帰ることができます。
会社に車を返して帰るだけですからね。
その間他の乗務員は仕事をしているので顔を合わせることはまずないでしょう。
では、そんなタクシー業界に女性はどのくらいいるのでしょうか?
タクシードライバーを目指す女性の傾向
女性の募集に力を入れているタクシー会社によると、応募してくる女性の多くが介護職などを経験していると言います。
介護職は言わばサービス業のエキスパートですから、接客営業がメインであるタクシードライバーを目指すのはある意味自然な傾向なのでしょう。
しかし、まだまだ少ないとは言え、新卒でタクシードライバーを志す女性も徐々に増えています。
タクシー会社の動向としては、女性専用の休憩所を設置したり、フレックス制を取り入れたり、中には時給制を採用する会社も。
そして、タクシー業界全体でさらにタクシードライバーの労働環境改善に取り組んでいる所です。
今後タクシードライバーはさらに働きやすく、同時に優れたイメージの職業になっていくはず。
女性が求められる業界、女性が活躍しやすい職種として、より幅広い女性が目指すようになっていくでしょう。
運転免許を持っている女性は、ぜひタクシーを運転するために必要な第二種免許の勉強を始めていただきたいと思います。
女性がタクシードライバーを志望するなら今がチャンスなのかもしれませんよ。
タクシー業界全体の女性ドライバーの数はまだまだ十分とは言えません。
接客スキルや運転スキルを磨ける職業です。
今後の転職に、ぜひ選択肢のひとつとして検討していただきたいと思います。
タクシードライバーに向いている人
好奇心旺盛で人と話すのが好きな人
タクシーに乗るとき、ドライバーとの会話を楽しみたいという乗客は少なくありません。
このため、当たり障りのない天気についての会話から時事ネタまで、幅広い「雑談力」のある人は、タクシードライバーとしての素質に恵まれていると言えるでしょう。
一人の時間が好きな人
タクシードライバーとしての勤務は一人で過ごす時間が多いというのも特徴の一つです。
タクシードライバーは、お客様の目的地まで運転した後、次のお客様を拾うまでの間、一人で運転しなくてはなりません。
お客様の中には、辺鄙な地を目的地にしている人もいるため、再びお客様を拾うために長時間かけて人通りへ多いところまで一人で運転しなくてはならないケースもあります。
お客さまを乗せずに、一人で過ごす間も運転を続けなければならないので、一人の時間を楽しむことができる人だと仕事の時間を有意義に過ごすことができるでしょう。
つまりは、一人の時間も集中して作業をこなせるような勤勉な性格の方について、タクシードライバーとしての適性があると言えます。
むしろ、運転の仕事はなにより安全第一で行う必要があるので、このような適性があると大変理想的です。
運転や地理が好きな人
安全で、正確、迅速なサービスが期待できるという点で、運転や地理が好きな人はタクシードライバーにかなり向いています。
もし、運転や地理に自信があり、尚且つ接客にも自信があるという場合にはタクシードライバーとしてかなりの成功が見込めるため、経験を積んだ後でハイヤーや個人タクシー運転手などへのキャリアアップも考えられます。
女性だけどタクシードライバーになるメリットとデメリット
女性でタクシー運転手になるメリット
時間の使い方やシフトの変更が用意
タクシードライバーになる最大のメリットはやはり時間の使い方が自由になることだと思います。
先ほども書きましたが引き継ぎ作業や他人とのチームワークがないので
シフトの融通も他の業種に比べれば自由度は高いです。
また、車で都内を走り回る仕事なので休憩中に家に帰って休むこともできます。
家が遠すぎる場合は難しかもしれませんが、家に帰って休んでいる乗務員も多くいます。
私も毎回家に帰って2〜3時間休憩しています。
給料も頑張れば頑張った分だけ自分の物になる
全国の平均年収などを見ると男性の年収と女性の年収で開きがある場合が多いですが
タクシー業界では男性も女性も先輩も後輩も全く関係なく平等に扱われます。
要するに新人だろうが女性だろうが売り上げをたくさん作れば
その分だけ給料に反映されます。
事実私の会社(グループも含む)全体で2000人弱の乗務員がいますが
2000人の中のトップは40代の女性です。
男性社会で女性が天辺を取ることもできる完全な実力社会だと言えるでしょう。
女性でタクシー運転手になるデメリット
お客さんからセクハラされる可能性が非常に高い
タクシー運転手になって夜も働くことになれば
嫌でも酔っ払いと付き合いを持たないといけません。
酔っ払いとは言え社会人でほとんどのお客さんは普通ですが
可愛い乗務員さんだったりすれば、酔っ払って気持ちが大きくなり
何かをされる可能性は少なからずあります。
地域や時間帯をズラして酔っ払いを乗せないようにする対策を取ることは
可能ですが、そうすると売り上げを作ることが難しく給料に響きます。
ただ、女性なことをチャンスに変えることもできると私は思っています。
長い距離を乗ってくれるお客さんに愛想よくしてまた乗って貰うように促したり
すれば男性よりも女性の方が顧客獲得の観点から見れば有利だと思います。
また、女性のお客様で男性のタクシーに乗るのが怖いと思っている方も大勢います。
そのようなお客様も上手く取り込めば酔っ払いを相手にしなくても稼ぐことが
できるでしょう。
タクシー強盗に遭遇する可能性がある
これは男性女性関係なく危険な目に遭う可能性があります。
今の時代はドライブレコーダーで後部座席もしっかり録画されているので
かなりの抑止力になっているそうです。
私自身1年やってみて危険な目にあったことは
まだ一度もありません。
また、タクシーには警告灯が搭載されていて
車の上の行灯が赤く点灯する仕組みになっていて
他のタクシーに助けを求めることができます。
また、その警告灯のボタン一つ押せば車内の音声が無線室に
飛ぶようになっていて車内の状況を外部に知らせることができます。
ですのでGPSでいる場所も把握できているので
自分が警察に電話をしなくても無線室が緊迫している状態だと判断すれば
警察を正確な位置に呼んでくれるので、危険な目にあったらそのボタンを押せば
誰かしら駆けつけてくれるでしょう。
タクシードライバーになりたいなら
タクシードライバーの需要は安定しており、未経験でも目指しやすい職業の一つです。
このため、自分に合った企業を見つけることができれば、女性の方でも長期的なキャリア形成が可能です。
また、企業によってはタクシードライバーとして勤務するために必要な二種免許の取得を、金銭的に支援する社内制度が設けられているところもあります。
こうした好条件の企業や、自分に合った働き方ができる企業を探すためには、業界に通じる者の知識やコネクションが不可欠です。
楽楽転職では業界に通じたスタッフによる、タクシードライバーへの無料転職相談を提供しており、希望の勤務条件に合ったタクシー会社をご紹介することができます。
未経験・二種免許未取得という場合でもお気軽にご相談ください。
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求職者の想いや理想を理解し、しっかりと寄り添うことを意識したうえでサポートすることを心掛けています!
関西大学法学部法学政治学科を2015年3月卒業し、大手金融に新卒として入社。
その後ベンチャー企業での部門責任者やIT企業でのカスタマーサクセスを経て国家資格キャリアコンサルタントを取得し現在はNexilでキャリアアドバイザーを務める。
資格