中卒が働けるのはどんな仕事?おすすめ職種7選&資格を公開!

「転職したいけど、中卒じゃどこも雇ってくれないんじゃ・・・」
このように、自分の学歴に自信が持てなくて就・転職すべきか決めかねている中卒者の方は多いのではないでしょうか?
そこで本記事では中卒でも働ける仕事7選の他、中卒から就職を成功させる方法などをまとめてご紹介いたします。
少しでも参考になれば幸いです。
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「中卒に仕事がない」のは本当なのか
中卒でも働ける仕事6選をご紹介する前に、そもそも中卒に仕事があるのか気になる方も多いのではないでしょうか?
結論からお伝えすると、半分本当ですが半分間違いで、中卒の方にもしっかりと仕事は存在します。一般的に「中卒に仕事がない」と言われるのは下記の2つが理由になります。
(1)中卒の正社員割合が低い
(2)仕事の選択肢が少ない
(3)基本給が少ないケースが多い
(4)出世に不利
(5)資格取得条件を満たしにくい
中卒は正社員率が低い
事実として、中卒者は正社員率の低さが顕著です。
厚生労働省の「平成25年若年者雇用実態調査の概況」によると、15~34歳までの若年労働者における正社員割合は下記の通りとなっています。
中卒:37.5%
高卒:57.1%
大卒:79.6%
これは大学卒と比べると半分以下の割合であることがわかります。中卒の正社員率が低い大きな原因は、中卒が応募できる求人が少ないことにあります。
令和元年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る 求人・求職・就職内定状況」取りまとめによれば、中卒と高卒の求人数は下記の通りとなっています。
中卒新卒者:1,696
高卒新卒者:484,000
正社員率の低さに加え、この求人数の少なさが「中卒に仕事がない」と呼ばれる理由の一つです。
中卒者人口の割合や就職率については下記の記事に詳しくまとめておりますので、気になる方はぜひこちらもチェックしてみてください。
中卒者の割合は〇%。中卒の就職率と学歴を挽回する方法5選 - 第二新卒エージェントneo | リーベルキャリア
もはや高卒以上が当たり前となっている現代において、中卒者は一体どれくらいいるのでしょうか?本記事では中卒者の割合の他、中卒の就職率をご紹介。学歴を挽回する方法5選もお伝えしますので、学歴に関わらず活躍したい方必見です!
高校や大学で学ぶ教科は決して就職後の仕事に役立つものばかりではありません。むしろ、それらの学問とは無関係な仕事が大半を占めるといっても過言ではないでしょう。
それにもかかわらず、中卒者の正社員割合が低いのはなぜでしょうか。要因のひとつとして挙げられるのが企業側の抱くさまざまな懸念です。
企業の採用担当者が中卒という学歴を見た時に頭に思い浮かべる事柄やイメージがいくつかあります。典型的なものとしては以下のものがあります。
「学ぶ意欲がないから中卒なのではないか」
「継続して努力することが苦手なのではないか」
「問題が生じた場合にすぐに投げ出してしまうのではないか」
実際には中卒者全員がそうであるわけではないのですが、雇う側からすればどうしてもそういうイメージが先に立ってしまい、それが就職の大きな壁となってしまうのです。
中卒者が就職活動を行う際にはその壁をいかにして乗り越えるかが大きな課題となります。
そのためには、中卒者へのマイナスイメージを払拭できるような志望動機や面接での受け答えができるように準備しておく必要があります。
しかし、そんな簡単にはできることではありませんよね。そこで近年では就職・転職エージェントを利用して、プロに履歴書対策や面接対策をサポートしてもらう方法が人気です。
中卒に対する企業の懸念点を打破するような志望動機や面接対策がしたいけどどうすればいいかよくわからない・・・とお悩みの方は、一度チェックしてみてはいかがでしょうか?
中卒は職種や就職先の選択肢が少ない
また、中卒は職種や就職先の選択肢が少ないという現実があり、これも「中卒に仕事がない」と言われる理由の一つです。
わかりやすい例を挙げるとしたら、医者や研究者などの国家資格を必要とするような専門職の多くは、中卒からの就職や転職が厳しいです。
就職や転職のしやすさを考えると選択肢が狭まるため、「絶対にこの仕事に就きたい!」という職種がある方は、高卒以上を目指すなどの工夫が求められます。
基本給が少ないケースが多い
中卒者は高卒や大卒など他の学歴に比べて基本給が低い傾向があり、稼げる仕事が少ないという意味でも「中卒に仕事が少ない」と言われています。
そのため、少しでも基本給が高い職業を選ぶか、営業職などのインセンティブ(成果に応じて支給されるボーナスのようなもの)が得られる職種を選ぶのが中卒者の就・転職のコツです。
出世に不利
なお、中卒者は出世に不利であるケースが多いです。決して学歴差別を受けているわけではなくとも、他の学歴の優秀な後輩に先を越されて悔しい思いをすることもあります。
他の学歴よりも出世しにくい→収入UPをさせにくい→「中卒に仕事がない」と言われることに繋がっています。
資格取得条件を満たせないことが多い
ちなみに、より理想に近い職場に就・転職しようと資格の取得を検討される中卒者の方もいらっしゃいますが、そもそも中卒者では取得条件を満たせないという資格も存在します。
資格を持っていることで就職や転職が有利になるケースは少なくないため、こういった意味でも「中卒に仕事がない」と言われています。
就職や転職で資格を活かしたいという方には、下記の記事にて中卒者向けの資格をまとめてありますので、ぜひ参考にしてください。
しかし、この後ご紹介する「中卒におすすめの仕事TOP6」を参考に中卒向けの仕事に応募することでより内定を獲得しやすくなります。
ちなみに、「中学校を卒業後就職しようか迷っている・・・」という方など、中卒にはどんなデメリットがあるのか気になる方は、下記の記事に中卒の現実についてまとめていますのでぜひチェックしてみてください。
関連記事:中卒でできる仕事って?男女別におすすめの仕事を紹介!
中卒者の収入はどれくらい
正社員率の少ない中卒者ですが、中卒者の収入は他の学歴と比べると一体どれくらいなのでしょうか?ここでは月給ではなく年収の比較を行っていきたいと思います。
厚生労働省の「平成18年賃金構造基本統計調査(全国)結果の概況(※1)」によれば、中卒の平均年収は272.76万円(※2)となっています。
※1.上記の参考リンクは厚生労働省における中卒者の賃金データの最新
※2.上記の月収データに12ヶ月をかけた数値で算出
中卒の平均年収
上記の画像をご覧いただければお分かりいただけるように、中卒の平均年収はその他学歴と比較して低く、大卒とは約130万円もの開きが見られます。とはいえ、高校卒や高専・短大卒と比較した場合、この差はぐっと縮まります。
高卒の平均年収は約304万円、高専・短大卒は約324万円と、たしかに大学や大学院を卒業した人と比べるとあることのできる給与は見劣りするかもしれません。
しかしその他の最終学歴の人との差は決して大きなものではなく、本人の努力や就職した会社によっては十分に逆転することも可能な数字と言えるのではないでしょうか。
未経験者でも人材不足などの影響で「経験不問」「未経験歓迎・OK」としている求人は多くあるため就職できる可能性はありますが、その分人気でもあるため経験があればより一層有利に転職活動を進めることができます。
経験不問の求人もあるためそれでも問題はありませんが、経験があるに越したことはありません。
ただし経験がない分知識をつけておいた場合には、経験不問の人気の求人に応募した際、有利に働くでしょう。多少月給の高いところを目指したい場合にはぜひ試してみましょう。
また、中卒者でも高卒者や大卒者よりも高い月給を稼いでいる人はいます。
「中卒=給与(月給)が低い」と諦めてしまわずに、他の学歴の人よりも社会人経験を長く確保できるなどのメリットに焦点を当ててポジティブに進めていきましょう。
下記の記事では中卒でも稼げる仕事をまとめています。仕事内容ややりがいなどをお伝えしておりますので、ぜひ仕事選びの参考にしてみてください。
関連記事:中卒の初任給と平均年収はどれくらい?気になる給与事情や高収入を得る方法を徹底解説
【男女別】中卒に人気の職種
中卒男性に人気の職種
では、実際に中卒の人はどのような仕事に就いているのでしょうか。
【中卒男性に人気の職種】
・飲食業のホールスタッフ
・タクシー運転手
・トラック運転手
・営業職
男女別で見てみると、男性に多いのが飲食業のホールスタッフ、タクシーやトラックの運転手といった、どちらかといえば体力勝負の仕事が目立ちます。
体力仕事や作業系の仕事は学歴不問、経験不問の場合が多いため中卒者でも学歴に関わらず挑戦しやすく採用もされやすいです。
また、学歴よりも実力が重視される営業も人気でそちらへ進む人も多くいます。実力があればあるほど高い月給を目指すことができるのが営業職が人気のゆえんです。
それに対して、高い技術や専門的な知識を要する仕事やあるいはデスクワークや管理を中心とする職は人気ですがその分高卒者や大卒者にも人気のため、営業職を狙う場合はより細かい対策が必要です。
中卒女性に人気の職種
【中卒女性に人気の職種】
・飲食店のホールスタッフ
・販売スタッフ(アパレル・携帯電話・コスメ)
・ライン作業
・オペレータースタッフ
一方、中卒女性の場合は飲食店のホールスタッフ、アパレルや携帯電話などの販売スタッフ、工場でのライン作業スタッフ、コールセンターのオペレータースタッフといった職が主な選択肢として人気です。
体力勝負の男性に対して女性はサービス業が中心という印象があります。
サービス業もまた学歴不問、経験不問である場合が多く、中卒者がスタッフとして採用されやすいため人気なのです。
特に飲食業界などは繁忙期のハードさなどの兼ね合いもあり、高い月給を狙える点からも人気を博しています。
関連記事:中卒女性におすすめの仕事9選!実力主義で女性比率が高い職場が狙い目?徹底解説
中卒から就職を成功させる方法
たびたび「中卒は就職に不利だ」と言われがちですが、就職ではどうして学歴で判断されるのでしょうか?それは、企業の中卒者に対するある懸念が影響しています。
「勉強する意欲がないから中卒なのではないか」
「継続して努力することや勉強すること苦手なのではないか」
「問題が生じた場合にすぐに投げ出してしまうのではないか」
高卒以上がもはや当たり前のようになっている現代においては、中卒者に対してネガティブなイメージを持つ人は少なくありません。
もちろん家庭の経済的事情などやむを得ない理由があった、というケースも企業側は想定しています。
しかし、特にそういった事情がない人材に対しては、努力が苦手だったりすぐに諦めてしまう傾向があって早期退職してしまうのではないか、と考える傾向があるのです。
しかし、中卒の就職の難しさが企業の懸念によるものなのであれば、その懸念を払しょくすることで就職の可能性を広げられる、ということにもなります。
そのためには、履歴書の書き方や面接での受け答えの準備を細かく行っておく必要がありますが、それ以外にも中卒が就職しやすい仕事を狙うことも重要です。
中卒の就職におすすめの資格
また、企業側の懸念を払拭し、中卒というハンデを取り除くのに有効な方法としては資格の取得も挙げられます。
たとえば、高等学校卒業程度認定試験に合格すれば、高校を卒業したのと同程度の学力を持っている証明になります。
これがあれば、「学ぶ意欲がなくて高校に進学しなかったのでは」といったイメージは持たれなくて済むでしょう。中卒では取得できる資格にチャレンジできるようになるというメリットもあります。
そのほかにも、実用的な資格を持っていると就職は一気に有利になってきます。特に宅地建物取引士、簿記、登録販売者などは中卒者に人気の資格です。
もちろん、この他にも就職の役に立つ人気の資格は少なくありません。目標を定め、自分に合った資格を探して採用を目指しましょう。
ただし、就職を有利にするために資格を取得しようという場合には、資格によっては勉強や取得のためにお金がかかることや、勉強時間が必要になることを念頭に置いておく必要があります。
特別な知識やスキルがない中卒者の方が就職でアピールできるポイントとしては、若さゆえの体力、吸収力、柔軟性、伸びしろが挙げられますが、資格の取得に時間を使ってしまうとこの部分で若干アピールしづらくなってきます。
就職を有利にするために資格の取得を考えている方は、ぜひこれらのデメリットも踏まえて検討しましょう。
中卒でも働ける仕事のまとめ
中卒の方でも就職することは十分可能です。本記事でお伝えしたポイントをもとに、悔いのない就職活動をしていただければと思います。
もし就職に不慣れで不安だという方や、なかなか内定がもらえずに困っているという中卒者の方はぜひ、私たち楽々転職にご相談ください。
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法政大学中退。韓国LGグループの物流子会社にて2年間、国際ロジスティクス業務と法人営業に従事。その後、外資系物流スタートアップの日本拠点立ち上げメンバーとして業務オペレーションを1から構築。創業1年目の人材ベンチャーに創業に参画、キャリアアドバイザー・新規企業開拓営業などに従事。2021年4月 株式会社Nexil 創業。